巨大生物との遭遇

視界を覆い尽くす大きな生き物や魚の大群に、ガラスや柵に遮られることなく近づけるのもダイビングの魅力。思わず声が出てしまうほどの大迫力を全身で感じましょう。

ハンマーヘッドシャーク

和名はシュモクザメ。一度見たら忘れられないインパクトのある風貌のサメで、上から見ると頭がT字になっています。サメとしては珍しく群れをつくる傾向があり、与那国島(沖縄)や神子元島(伊豆)ではハンマーリバーと呼ばれる100〜200匹もの大群を見られることも!穏やかな性格で、こちらから危害を加えなければ襲ってくることはないとされています。海外ではメキシコのラパス、ガラパゴス諸島などが有名です。

マンボウ

キョロキョロした目とポカンとした口がなんともチャーミングな謎多き魚。海の中を漂うように泳ぐイメージがありますが、実は動きが俊敏で、外洋のサメやカジキと同じくらいの速さで泳ぐこともできるようです。熱帯や温帯に広く分布しているものの冷たい海水を好み、寒い時期の深いところで見られるため、水深と潜水時間の管理に気をつけて観察する必要があります。国内でも春先に目撃情報はありますが、乾季のバリ島が有名です。

マンタ

クリーニングステーションと呼ばれる拠点では、マンタがゆったりと回遊する様子を見ることができます。空を飛ぶように悠然と横切っていくマンタの迫力にきっと驚くことでしょう。お腹側まで真っ黒なブラックマンタが見れるとラッキー!また、時には船の上からマンタジャンプを見ることもできます。国内では石垣島が有名です。海外ではモルディブ、パラオ、バリ島、コモド、メキシコのラパス、ガラパゴス諸島など。

イルカ

言わずと知れた海のアイドル!知能が高く、人間を遊び相手として認識してくれることもあれば、全速力で素通りされるなど、気まぐれなところもあります。だからこそ、一緒に泳げた時の感動はひとしお。イルカ同士がコミュニケーションのために発する声(キューキュー、ジージーなど)も多彩で賑やかです。何を話しているんでしょうね。マスクとスノーケリングだけで行うドルフィンスイムが主流ですが、ダイビングで一緒に泳げる場所もあります。

アシカ

好奇心いっぱいの子アシカたちは、動くものや変わったものに興味津々。くるくる回りながら目をキラキラさせて寄ってきて、まるで子犬のようにじゃれてきます。フィンや指し棒、スノーケルといった棒状のものも大好物で、たくさんの子アシカたちと入れ替わり立ち替わり遊べることも。歯が鋭いので、穴が開いたり壊れたりするようなものは出さない方が賢明です。メキシコのラパスが有名ですが、子アシカと遊ぶなら狙い目は9〜11月頃。

ジンベエザメ

世界最大の魚類。水槽のガラス越しでなく、海の中で目にすると、その大きさに圧倒されること間違いなし。思わず「大きな口に吸い込まれてしまうのでは」と感じるほどです。飼育されているジンベエザメと泳ぐことのできる場所もあります。野生のジンベエザメならフィリピンのオスロブ、モルディブでは通年見ることができます。

クジラ

船の上からクジラを観察するホエールウォッチングも有名ですが、水中のリアルな姿を見られるのはダイバーの特権。全体を視界に収めきれない巨大な体をぜひ間近で見てみましょう!

大型の生き物を見るためには?

海外でのダイビングに目を向けて見ると、見られるものの選択肢や経験の幅も広がります。「英語力が心配」という方は、日本人ガイドのいるダイビングショップを選ぶのも手です。また、日本国内でも場所と季節を見極めれば、大型の生物を見ることができます。